『クリスマスプレゼント』
「ナニしてんの?リュウタ?」
「ん?サンタさんにお手紙書いてんだぁ~」
「へぇ~そう。」
「亀ちゃんも書いていいよ。はい紙」
「えっ???僕が???ん~まあいいか」
「おっ、なんや?ナニしてるん??」
「サンタに手紙書いてる所だよ。金ちゃん」
「サンタさんにお手紙書くとプレゼント貰えるんだって良太郎が言ってた」
「ほぉ~そうかぁ」
「はい、金ちゃんの紙。書いていいよ」
「おっ…おおきに」
「ナニしてんだオマエラ」
「さんたくろーすに手紙書いてんねん」
「そうそう」
「はぁ????なんでだよ?」
「馬鹿モモタロスはあっち行ってよ」
「なんだとぉぉ????」
「モモタロスが居るとサンタさん来なくなっちゃうじゃん」
「はぁぁ??ふざけんな!!俺が来なくたってオマエみたいな鼻垂れ糞生意気なガキのトコなんかにゃサンタなんか来るか!!!」
「ちょっと、先輩。止めなよ」
「そうやで?桃の字。大人げないで?」
「そんな事無い!!良太郎は来るって言ってた!モモタロスは黙っててよ!」
「うるせぇ!!だいたい、サンタなんか居る訳ねぇだろ!!あんなもん、嘘に決まってんじゃねぇか」
「モモタロスの馬鹿!!!!ムッツリスケベ!!!犬に食われちゃえ!!!」
「いだぁ!!!!んだとぉぉぉ!!!コラ待ちやがれ…この糞ガキィィ!!!!」
「あーあ。」
「ほんまに、KYやな」
「ほんと、先輩ってKYだね」
「モモタロちゃん、KYすぎ」
「んあぁぁぁ???なんだよっ???ナオミまで!!その「KY」ってのはぁ???あぁぁ??」
「モモタロス君、KY過ぎますね」
「んだよぉぉぉ!!!オーナーまでっ!!!糞!!!!KYってなんなんだよ!!!」
-----翌朝------
「見て見て~~~~!!!亀ちゃん!!!!金ちゃん!!!サンタさんが来てくれたよ!!!」
「へぇ~良かったねぇ」
「そうやな」
「わーいわーい!!!プレゼントだぁ~~~~ナオミちゃ~~~ん!!プレゼントだよぉ~~~!!!」
「モモタロス。アレ、君でしょ?」
「さぁな、知らねぇよ。おい、良太郎それより…「KY」ってなんだ?」
「ふぇ???あぁ…んとね、「空気読めない」だったかな??」
「はぁぁぁ!!!!俺が空気読めないだとぉぉぉぉ!!!ふざけやがって!!!このスケベ亀っがぁあ!!!」
「本当に…そう言うトコがKYなのよ…アンタは(溜息)」
そう呟いたコハナちゃんの声は
怒り狂って暴れるモモタロスの声に
かき消されたとか
かき消されなかったとか(笑)
今日も電ライナーは賑やかに走っています
END
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